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〜東日本大震災被災地の子ども達にキャンプを贈る会〜

被災地の子ども達を、ハーモニィセンターのキャンプにご招待して目一杯元気になってもらいたい!という気持ちを軸に 作りました。被災地の子ども達はハーモニィのキャンプがなくても困らない。でも、ないよりも、あった方がいいに決まってる。子ども時代にハーモニィのキャ ンプがあったら、きっともっともっと強く生きられる。ハーモニィのキャンプは最高だからー。

【南相馬市 真野小学校のお話 その4〜出会い〜】 

みなさん、こんにちは!
お待たせしました〜!続きのお話。
今日は、いよいよ真野小学校を訪れたときのお話です。

百聞は一見にしかず ですので、今日は写真がたくさんです。

被災地の様子は、一枚も写真におさめることができません
でしたが、小学校では、空気があたたかで優しかったので、、
写真、撮ることができました。

みなさんにご報告するためと思っては、撮っていなかった
のですけれども、、なんとか、小学校の中のあたたかった
空気をお届けできたら嬉しいです。


社会福祉協議会で真野小学校をご紹介いただいた翌日。
小学校を訪ねました。

真野小学校は、南相馬市で、唯一、学校校舎が津波の被害
受けた学校です。

manosho-tsunami
(真野小学校は、キャンプを贈ろうの仲間の一人が、昨年6月にボラセン登録して
泥かきをしてくれた場所。この写真は彼におかりしました。
http://ameblo.jp/minamisoma-svc/entry-10922574540.html#main)


私が訪ねた去年の9月。真野小学校は、高台にある、生涯学習センターの中に、
仮校舎ということでお引っ越しして、そこで勉強していました。

ちょうど、”被災地のみなさんにお届けください”と、アメリカの友人から
分けていただいた手作り石鹸があった
ので、先生方だけにでも・・と
思い、持っていきまして、校長先生に、突然にお邪魔させていただく
お詫びとともに、”被災地を心配するアメリカの友達からの贈りものです、
先生達も大変なご苦労をされていらっしゃるでしょうと思います。
少しですが、どうか先生方みなさんでお使いください” ・・ということで
石鹸、お渡ししました。

突然だったにもかかわらず、驚きながらも、”アメリカからわざわざ
よくきてくれました “と歓迎してくださいました。

震災後からのお話をいろいろ聞かせていただきながら、学校新聞に
紹介したいので、是非写真を・・とおっしゃる校長先生。
子供達と一緒に一枚いいですか? と。

訪ねたのは、午後1時すぎくらいで、ちょうどお昼休みが終わって、
午後の授業の前に、お掃除をするというような時間帯でした。

生涯学習センターの建物ですが、そこに、先生がいて、教室が
あり、子供達がいたら、その場所は、もう立派な小学校。
給食の時間も、お掃除の時間も、ちゃんとあります。

5,6年生の子供達と一緒に撮りましょう!ということで、高学年の
教室へ。

みんなを集めると、校長先生は、”ハワイからきた、かみやさんですよ〜、
みんなのことを気に掛けて訪ねてきてくれました。石鹸のお土産も
いただきましたよ〜”というような感じで、簡単に紹介してくださました。

“ハワイからきたのー!遠いとこだね〜!”
“ねえねえ、何しにしたの〜??” などなど、いろんな声が飛び交います。
“石鹸くれたの?ありがとう!”
みんな元気!

そのときに校長先生がとってくれたのが、この一枚。

manosho01

写真撮影のあと、子供達は、お掃除です。
その間、6年生の担任の多田先生とお話させていただきました。

みんな小学校にあがる前からずーっと同級生で仲良しなんですよ〜なんて
いうお話から始まって、震災当時、震災以降のことも少し。。

この子達は、津波をみることはなくて、そのことはよかった。。
余震で続いた時期が長かったので、今でも、風でドアや窓がガタッと
いうと、肩がびくっとなったりすることも。。
でも、今はもうみんな元気で・・。
などなど。。

manosho02

お掃除の次は、5,6年生合同で、体育の授業とおっしゃるので、
見学させていただくことにしました。

学習センターの中なので、体育は、大きな会議室(講演会室?)の中。
床に、見慣れたような色のついたテープがたくさん貼ってあって、
立派に体育館です。

体育館中を使って、ウオームアップから。
担当は5年生の先生。笛を上手につかって号令をとりながら
みんなの身体を動かします。
部屋中走り回って、みんなとっても楽しそうです。

マット運動。人数が奇数で、一人だけ、ペアになる相手がいない子が
できました。

もう仲間に入れてもらいたくて仕方ないピカちゃん、チャンス到来!
入れてくださーい!といって、その子とペアになりました。
小学校時代は、マット運動なんて大嫌いだったのに、大人になると
なんとかなるものです(笑)。

 組み体操のようなものにペアそれぞれで挑戦。

先生!できたー!!みて〜!!早く〜〜!落ちる〜!!
倒れる〜〜!!わー!!!先生、おっせーよ!キャー!いてー!!!

などなど大きな声がいっぱい響きます。

わいわい、ガヤガヤ、ニコニコわいわい、ガヤガヤ・・。。

ピーッと笛がなって、今度はドッジボール!
ドッジボールが、みんな大好き!

2つのチームにわかれます。そして、次に、外野と内野に役割分担。

“じゃあ、かみやさんは、6年生チームの がいや で”と、先生。
“はーい!”といいながら、、あれ?外野って、何するんだっけ?
子供にきくと、”ダッセー!枠の外にいればいいんだよ。ボールきたら
とって投げて”。
ああ、そうか。そうだったね、はいはい。

・・そんなこんなの楽しいこと!

ドッジボール大好きな子供達。
大声だして、走って、汗かいて、真剣!真剣に、楽しんでいます。

終わりの時間がきて、5分延長コール。あと5分!あと5分!
優しい先生が、おれまして、、そのまま5分延長となりました。。

終わりの時間。整列した子供達に先生がいいました。

“やっと身体が前みたいに動くようになって、もどってきたね。
いい調子! この調子で次も頑張りましょう!”


大声をだすとか、走り回るとか、汗をかいて遊ぶ時間とか、
そんな時間がない中を過ごしてきた子供達です。
体育の時間の、普通の風景もまた、ここのこどもたちにとっては
大切なリハビリのようなもの。

先生の言葉に、胸が痛みました。

でも、今、この目でみた、子供達の笑顔は、本物でした。
思いっきり身体を動かして、汗をかいて、真剣に走って、
大声出して、笑って、、。それが、ほんとうに、楽しいのです。

そうやって過ごしている子供達の顔をみていたら、そういう
子ども達に、私自身が励まされていることを感じました。

もうダメなんじゃないか、あんなになってしまって、
もうダメなんじゃないかと、悲しい気持ちいっぱい
だった心に、“大丈夫かもしれない””この子達が
こうやって明るく頑張ってくれるのだったら、だめじゃない
かもしれない”という希望がわいてきました。

そんな風に、”被災者でもなんでもない私”に、元気を
くれていること、明るい気持ちにさせてくれたことへの
“ありがとう”の気持ちが、どんどん、どんどん、
わき上がってきました。

ありがとう の気持ち。

このブログで何度もお伝えしているかと思いますが、
誰に起こってもおかしくなかったことを、黙って
背負ってくれて、引き受けてくれてありがとう。。

そうして、乗り越えていってくれててありがとう。。

そういう気持ちが、この場で、心の中に生まれてきました。

こうやって、この子達は、これからも、ここで、頑張って生きて
いくんだなあと思ったら、”被災者でもなんでもない私”が、
泣いてばかりいるわけにはいきません。

力が湧いてるのを感じました。


体育の授業のあと、子供達は教室へ。
帰りの会の時間。

先生に、仲間にいれていただいたことの御礼をお伝えして、
その後は、廊下に張り出された、全国からの激励のメッセージ
じっくり見させていただきました。

その場所の空気は、そこにいる人が作ります。
気持ちのこもったたくさんの応援メッセージ、ひとつひとつに
真心がこもっているので、ひとつひとつが、生きているようです。
温かい空気を作ってくれていました。。

ほんとうに、そこに、お花畑があるようでした。
パーッと明るい空気があふれています。

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ひとしきり廊下で過ごしていると、子供達が、また
バラバラと教室からでてきました。

建物入り口から、お母さんが子供をよぶ声も聞こえてきました。

お迎えのお母さんを待つ子供達と、少しお話しました。

夏休み、楽しかった?どっか遊びにいってきた?

  うん、行ってきた。ディズニーランド!楽しかったよ。

  東京の小学校にも遊びに行った。友達できた。

  遠かったけど、旅行ってかんじでよかった。

  友達みんなで行ったから、新しいとこでも平気だった。


ピンク色のランドセルをもって女の子がやってきました。

「あ!さっきのハワイの人だ。」

「何年生?」

「3年!
あのね、このランドセルね、砂がでてくるの。」

そういって、ランドセルをあけてみせます。
シャカシャカふると、確かに砂がでてきました。

津波でね、流されちゃったの。でもね、お父ちゃんがね、
見つけてきてくれたの。新しいランドセルをくれた人も
いたんだけどね、前のが見つかってよかったから、
砂がでてくるけどね、そのまま前のを使ってるの。」

って、ニコニコしています。

「ランドセル、大事だもんね。」

「うん!大事・・。。」

「ねえ!絵を描いてあげる!」

といって、今度は、ランドセルの中から可愛いノートと
鉛筆をだして、絵を描いてくれました。

azuki

↑あづき(亜月)ちゃんが描いてくれた絵です。

あづきちゃんのお母さんがお迎えにきて、帰ってしまったあと、
校長先生が、職員室からでていらっしゃいました。

震災当時の様子や、その後のこと、ポツポツと話してくださいました。

この時点で、私は、自分の心の中が、再びいろいろな思いで
ふくれあがっていて、すでに余裕がなかったかもしれません。

先生に何かたずねてみるというようなことができなかったのですけれども、
先生がおっしゃった一言が、強烈に胸にささりました。

“人はね、弱いようでいて、ものすごく強いんですね〜。。”

涙があふれてとまりませんでした。

校長先生が、職員室に呼ばれてお部屋にもどられたあと、
お迎えのお母さんたちは、もう一通りみなさん帰ってしまわれた
あとのようでした。

お母さんたちとは、、何もお話できなかったなあ〜なんて思っていると、
別の廊下に、短冊の形に切り取られた掲示物がたくさん貼ってあるのが
見えました。

近くにいって読んでみると、それらは、この夏休みに子供達とご父兄が
経験された、いくつかのご招待企画に参加された感想を、
5.7.5のリズムの文章にまとめたもの
でした。

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父  震災後 子供の笑顔に 救われる  
6年 初めての ディズニーランド 楽しいな

母  暑くても 子供の笑顔 一番だ  
5年 みんなでね 修学旅行 行ってきた

母   楽しくて 親もわくわく はしゃいでた 
2年  たのしみで むねがわくわく ゆうえんち

母   震災で 今年は日焼け 見れずかな  
6年  なつやすみ たくさんあそぼう 楽しみだ

父   しあわせの ときをすごせて ありがとう   
2年  おとうさん ひとりじめだよ バスの中

母  子の笑顔 見られることに 感謝する 
2年 たのしいな みんなでいっしょにおでかけだ

母  あたたかい みんなの気持ち 忘れずに  
5年 ありがとう みんなの心 つながった

短い短い文章の中に、お父さんの顔、お母さんの顔、
子供達の顔がみえるようでした。

みんな、福島を離れ、楽しい時間をすごしてきて、そして、
元気いっぱいになってきたよ!と言っています。


お父さんもお母さんも、子供達の笑顔がみられて幸せだったと
言っています。


大丈夫かもしれない。
受け入れてもらえるかもしれない。

やってみようか。

それも、一人、二人じゃなく、みんなを巻き込んでやってみよう。

一人、二人とちまちまやってたら、人生が終わってしまう。

やってみようか。
やってみよう。


大丈夫。
きっと大丈夫。


いろんな思いがたくさん交錯して、湧き上がり、あっちにいき、こっちにいき、
フラフラ迷っていた気持ちの一番下が、この日、私の心の中の奥のほうに、
しっかりできてきたのを感じました。

大丈夫。
きっと大丈夫。


言葉にしないで求めたものの答えを、たくさん見つけられた大切な1日。

去年の9月2日の出来事です。



次のお話が、被災地のお話の最後です。
あと1日、どうかおつきあいください。
(明日は短い記事に、まとめますからーーーっ!)

カテゴリ: みなさんへ

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